海苔の味の違いとは?愛知・名古屋の海苔事情

ブログへのご訪問ありがとうございます。

日本に暮らしていて「海苔」を食べたことが無い人はまずいないでしょう。

おにぎりやお寿司に巻いたり、刻んで麺類やサラダに乗せたり、ラーメンのトッピングだったり、和風なお菓子の材料だったり、つくだ煮にしてご飯に乗っけたり・・・。

思い返せばこれだけ身近な存在なんですね。

ではその海苔はどこで作られるかを気にしたことはありますか?

私が住む名古屋のコンビニやスーパーでよく見かけるのは「有明海産」と書かれたものがほとんどです。販売会社としてはダイダラボッチの浜乙女が超有名だったりします。

ところがある日、幼稚園に通う息子が愛知海苔問屋協同組合からパンフレットとサンプルの海苔をもらってきました。すると・・・あるではないですか、愛知県内にも海苔の養殖場が!

そんな訳で愛知県産の海苔と言う沼にハマってみよう!と柳橋中央市場にある坂井海苔店様にお邪魔して色々お話を伺いました。突然の訪問にも関わらずありがとうございました!

ざっくりと愛知県内の海苔の産地とは・・・

愛知県内では常滑市、南知多町、美浜町、西尾市、田原市です。

しかし愛知県内と言いつつ、実は海苔の産地は県をまたいで考えた方が分かりやすいです。

主に二つの分類で、伊勢湾産と三河湾産。

「名古屋から一番近い」となると少し事情が変わり、三重県の桑名市です。桑名は木曽川、長良川の水が伊勢湾に入り込む河口に位置しており、山からの栄養と海からの栄養がまじりあう海苔の養殖に適した栄養豊富な漁場です。

海苔は海と山の栄養と結晶とも言えますね。

伊勢湾と三河湾で細かく分けると・・・

伊勢湾なら常滑市の鬼崎(おにざき)が名産地。篠島、日間賀島を含む南知多町。三重に移り桑名市、鈴鹿市、伊勢市、志摩市(答志島)。

知多産

桑名産

鳥羽産

伊勢とありますが、桑名産のもので伊勢神宮に奉納している海苔

三河湾では西尾市、田原市です(坂井海苔店様では細かい産地別の販売は無し)。

三河とざっくりわけていますが、一色や蒲郡などでしょう。

坂井海苔店ではあおさ(アオノリ)と混ぜた青混ぜが売られていました。

産地別での味の違いは?

坂井海苔店でいただいた東海地方の海苔の産地MAP。味の濃さ、塩味、柔らかさに差があると意識して食べると本当に違います。

様々な海苔を一度に試食した経験は初めてでしたが、海苔の味わいを大まかに分類すると

  1. 味の濃さ
  2. 塩味
  3. 柔らかさ
  4. 香り

この4つではないかなと思いました。色々買ってみて自宅でも嫁さんに食べてもらいましたが、ほぼ同じ意見でした。

で、どれもやっぱり美味しいんです。

美味しい海苔は味付けのりのような、砂糖やみりんの味わいが先に立たなくてもこれだけでおかずになれます。

ちなみに1歳半になる娘もバリバリ食べてましたね(^^)

愛知県はトヨタをはじめとした工業のイメージが強いかもしれませんが、海苔の産地も豊富にある自然豊かな地域と言うのが改めて知れました。

これをお読みのあなたも、近くの海苔の専門店を探してみてはいかがでしょうか?きっと新しい発見ができますよ!

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